消費税率が3%から5%に上がるときに、仕事が激務になったのを今でも鮮明に覚えている大阪・八尾の税理士・社会保険労務士・行政書士の阿部ミチルです。
消費税率が3%から5%に上がったのは1997年4月からでした。私は1997年3月31日は沖縄に旅行中で、旅行中の沖縄では税率が明日から上がる!という雰囲気は全く感じられませんでした。いたって普通の日常が流れていて、逆に印象に残っています。
今回、2019年10月からの消費税率増税、そして軽減税率の導入で消費税率が10%と8%が混在することもあり、お客様に届く請求書が8%のはずが10%で届いてたり、逆に10%のはずなのに8%で届いていたり、小規模の会社で特に混乱があるように感じています。
そして、分かりやすい請求書もあれば分かりにくい請求書もあり、様々です。
10%に増税して初めての個人の確定申告期がどうなるのか?今年は例年に増して、税務署や確定申告相談会の会場は納税者の方々で溢れているのかなと思います。
請求書もそうですが、例えば会社の経費としてお茶菓子や飲み物(アルコールを除く)を買ったら軽減税率8%になるので、他の10%の物と一緒に買ったら一つの領収書に10%と8%が混在することになります。
経理の方の事務負担も増えているかと思います。慣れるまでしばらく時間がかかりそうですね。