ふるさと納税制度にはちょっと硬い考えを持っている大阪八尾の税理士・社会保険労務士の阿部ミチルです。
寄附金の本質を考えてしまうとふるさと納税制度にちょっとした疑問を持ってしまうのです。私とふるさと納税制度のことで語り合うとつまらない話しになってしまうと思います 汗
とは言え、一般の方達に広く寄附を募ることができて、寄附が身近なものになり、手軽にできる、今まで知らなかった地方のことを知る機会が増えるなどなど、ふるさと納税制度にはとても大きな意義があると思っています。
返礼品が届くのを楽しみにしているなんてお話もよく耳にします。
ふるさと納税12月31日まで出来ますよーといったCMも流れていますが、私も年末に駆け込みでふるさと納税をしました。
福島県のとある自治体に。
私が大学4年間お世話になった福島県。思い入れが深いのです。
皆様もご存知の通りで福島県は特に原発事故の問題もあって、とても大変な地域です。
国の保障を受けている方も多いかもしれませんが、中途半端な地域に住んでいる方が一番大変な思いをされているんじゃないか?と感じています。
今回、開業したらふるさと納税をしようと何年も前から決めていた自治体へ寄附をさせていただきました。申し訳ないくらいの微々たる金額ではあったのですが。
敢えて見返りが何もない自治体に。
本当に困ってるんじゃないかな?と思うんです。税収なんて見込めない地域。駆け込みで申し訳なかったです。
「ふるさと納税をしたいのですが」と電話をかけて、電話に出られた方の福島弁の独特の優しいなまった話し方がとても懐かしかったです。
そこに暮らす方々の生活や心が少しでも豊かになりますように。そんな思いを込めて。
色々と思うところがあって足踏みしていたふるさと納税。来年以降もきっと同じ自治体を選ぶかなぁ。
ふるさと納税で少しでも地方が元気になって、寄附がきちんとした使われ方がされることを切に願うばかりです。