早くも秋太りをしつつある大阪総合労務会計事務所の阿部ミチルです。
まだ、日中は暑い日が続いていますが、最近食欲は旺盛です。昨日は、人生で初めてすっぽんを食べました。すっぽんの生肝、生血をお酒でわったもの、唐揚げ、お鍋、雑炊と盛りだくさんのコース料理をいただきました。すっぽんの御出汁がものすごく美味しくて感動しました!すっぽんを食べたおかげなのか分かりませんが、今朝は寝不足なのに元気です(笑)
話しは変わりますが、先週久しぶりに税理士会の研修会に参加しました。久しぶりといっても1か月ちょっとぶりくらいですが・・・
今回の研修会はお好み焼き屋の千房の社長に来ていただいて、『お好み焼き日本一の感動経営ー無印人間でも社長になれた「成功者より成長者になれ」-』というタイトルでのご講演でした。
サブタイトルにもなっている「成功者より成長者になれ」という言葉が、分かっているようでなかなかそうなれていないことが多いように思います。ちょっと会社が大きくなると成功者と勘違いしてしまうことがあります。でも、実際本当に成功している方にお会いすると、皆さんとても謙虚で自分を成功者なんて言ったりしません。
教育というのは「共育」であるべきで、ともに育つものであるということもおっしゃれていました。教えることで、自分も成長していく、そんな気持ちで従業員と接することが大切ですね。当事務所にも、9月後半からパートスタッフさんが来ていただけることになりました。キャリアも経験もあるスタッフなので、逆に私が教えてもらうことも多いと思っています。共に成長していけるように心がけていこうと思います。
千房の社長は、毎月の給料日に従業員が900人を超えた今でも、直筆のメッセージを渡しているのだそうです。
従業員のニーズに応えることで、お客様のニーズにも応えることができるということで、従業員が生き生きしていないとお客様にそれが伝わってしまう、そうなるとお客様の足が遠のいてしまう、だから従業員のニーズに応えることが商売をやるうえで大切なんだともおっしゃられていました。
会社が大きくなればなるほど、社長と従業員の距離感がどうしても出てくると思います。でも、大きな会社でも、社長と従業員の距離が近い会社は大きくなっているのを感じることがあります。最近では、上場もしたマネーフォワードの辻社長は、従業員との距離が近く、従業員に愛されているなあと感じた方の一人です。従業員のニーズに応えるには、従業員との距離は近くないとニーズの把握も難しくなってしまいます。当事務所はまだまだ小さな事務所なので、従業員との距離は必然的に近いわけですが、大きくなっていった時は気を付けないといけないですね。
そして、経済は「経世済民」を略してできた言葉であるということを教えていただきました。世をおさめ人々を救うという意味なのだそうです。決してお金儲けを意味しているのではなく、商売は人々を救うものなのだというお話をされていました。「商売って人柄やで」と船場吉兆の社長がおっしゃられていたそうです。
苦労してきた方のお話しは重みがあります。パートスタッフさんの入社前にたくさんのいいお話しを聞かせていただいて、時間を割いて行ってよかったです。