還付会場相談員

最近は後から疲れがどっと出てしまう大阪八尾の税理士・社会保険労務士の阿部ミチルです。自分で思っているよりも、気を張っているのかな?と思うことが続いている今日この頃です。

2月8日、9日はまつばらテラス輝で還付会場の相談員をさせていただきました。

税理士登録の時期の関係で、今年が初めての還付会場の相談員としてのお仕事でした。

還付会場は、認知度がまだ低いようで、広報などでピーアールしていても予定の人数は集まらなかったとのことです。

「去年は税務署ですごい並んでんけど、今年はこんなんやってるって知って待ち時間もなくてよかったわぁ〜」という納税者の方の声を聞きました。もっと多くの方に認知されたら、並ばずに済む方が増えるのになぁと思います。。。松原の皆様、来年は是非還付会場へ!喜んでもらえのは私もとても嬉しいです!そして、この時期、確定申告は税理士のように普段から関わっているわけではない方々にとっては、気が重いものだと思います。税額や還付額の計算が終わって帰られる時は皆さん晴れ晴れとした表情なのが印象的でした。

 

今回の経験を踏まえて、ちょっと未来について考えてみました。

これから先、自宅からでも電子申告が簡単に出来るようになったとして、どれくらい自分でやろうとする納税者の方が増えるのかな?と考えると、少なくとも還付会場へいらっしゃる方たちを拝見する限りにおいては、まだまだだろうなと感じます。

電子申告が簡単とかそういう問題なのではなく、「申告」というものにハードルがあって、そこを自分でやろうとは思わない方がとても多いように感じます。

申告の仕組みが簡単になるとか、所得が自動で把握できてしまうとか、生命保険料控除や社会保険料の支払い額なんかも一括で分かる社会になって、初めて電子申告しようかな?っていう人が出てくるのかなと。確認して送るだけならちょっとは普及の余地があるかもしれません。

 

よく記帳代行はなくなるなんて話しも耳にします。キャッシュレスを徹底して、電子マネーも駆使しながら、ほぼ自動取り込みの仕組みが出来たとして、でも、それはとりあえず自動で取り込んだだけで、イコール記帳が終わったわけではありませんが、推測機能や学習機能もこれから先どんどん性能は良くなると思われます。

自動取り込みを使ったり、このような自動取り込みを使わなくても決算までは出来る方は多いので、一般の方でも使えるような、おかしい仕訳や数字をチェックしてくれる機能が備わったソフトが開発されて、申告にもスムーズに進めるようなとびきり優秀なソフトが開発されたら、自分で申告をする方が増えてくるかもしれません。

 

ここ数年、時代の変化の速さを肌で感じています。5年後、10年後はもっと違った社会になっていそうな気がします。